金堂こんだう)” の例文
または金堂こんだうの中にゐてとどろく雷鳴を聞きながら、空海四十二歳の座像を見てゐたときなどは、寂しい心持になつてこの山上を愛著あいぢやくしたのである。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
近頃その筋の手で、大和唐招提寺にある国宝の修繕をするに就いて、偶然にもそこの金堂こんだうで素晴しい大発見をした。
唐招提寺たうせうだいじ金堂こんだうは、当時は第三流程度であつたと云はれるが、現在では古今の傑作と嘆称されるのだから、当時いかに壮麗なる寺院、宮殿が多かつたかが想像されるのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「てつきり、金堂こんだうの覆蔵だな。」