酒袋しゅたい)” の例文
その前に並べた酒袋しゅたいの座布団と、吉野春慶しゅんけい平膳ひらぜん旅籠はたごらしくなかった。頭の天辺てっぺん桃割ももわれを載せて、鼻の頭をチョット白くした小娘が、かしこまってお酌をした。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)