“酒蒸溜場”の読み方と例文
読み方割合
さかこしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自由哥薩克のあひだに手頃な地所をもつてゐる地主が酒蒸溜場さかこしばを建てるためによこしてゐる蒸溜人こしてが彼のところへお客に来てゐたのだ。
「これあ、なかなか好いお得意ですからね、かういふ御仁が多ければ多いほど——われわれの酒蒸溜場さかこしばも繁昌するといふもんでしてな……。」
「もう直きのおつもりですかい?」と、村長は蒸溜人こしての方へ向き直つて、欠伸の出かかる口へ急いで呪禁まじなひの十字を切りながら言つた。「その酒蒸溜場さかこしばを開きなさるのは?」