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酒興
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しゅきょう
ふりがな文庫
“
酒興
(
しゅきょう
)” の例文
ハハハハ……と、真面目な中に、
酒興
(
しゅきょう
)
もふくみ、日ごろ以上の親しみも深めて、うち解けている
体
(
てい
)
なのであった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
後
(
ご
)
は
幾年月
(
いくとしつき
)
人の
酒興
(
しゅきょう
)
を助くる
家業
(
なりわい
)
の哀れはかなき、その身の害とは知りながら客の勧むる
盃
(
さかずき
)
はいなまれず
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
イヤ町人
免
(
ゆる
)
してくれ、これは
私
(
わし
)
が悪かった、成程お前のいう通り吉原土手の色里へ参って長い物を差して、斬るの
殴
(
は
)
るのと云ったは、
酒興
(
しゅきょう
)
の上とは云いながら大きに私が悪かった
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
自ら高く
持
(
じ
)
すのではないが、秀吉の平常の言そのままを以てすれば、半兵衛は左の腕と思うぞ、官兵衛はわが右腕だぞと、
酒興
(
しゅきょう
)
のうちにもいっていた主人である。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは、まったく彼の意識なき衝動か、
酒興
(
しゅきょう
)
の
発作
(
ほっさ
)
ではあったらしいが。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“酒興”の意味
《名詞》
酒宴での座興。酒に酔い、興じること。
(出典:Wiktionary)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽