追悼式ついとうしき)” の例文
能勢五十雄は、中学を卒業すると間もなく、肺結核はいけっかくかかって、物故した。その追悼式ついとうしきを、中学の図書室で挙げた時、制帽をかぶった能勢の写真の前で悼辞とうじを読んだのは、自分である。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)