転廻ころがりまわ)” の例文
旧字:轉廻
沖の漁火いさりびを袖に呼んで、胸毛がじりじりに仰天し、やあ、コン畜生、火の車め、まだはええ、と鬼と組んだ横倒れ、転廻ころがりまわって揉消もみけして、生命いのちに別条はなかった。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)