“軍目附”の読み方と例文
読み方割合
いくさめつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凝視して、同じように、側に立っていた軍目附いくさめつけ鳥居とりい忠広は、ちと、無念そうに、くちをかんだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
軍目附いくさめつけ鳥居忠広とりいただひろは、陣地で出会った石川数正をとらえて、痛嘆していた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
軍目附いくさめつけたるおん身からして、そう負目ひけめにお考えでは困る。たとえ武田の二万七千に対して、お味方は一万に足らぬ小勢といえ、われら三河武士の骨ぶしが、甲州者にやわ劣ろうか。ひとりひとりが敵の三人に当れば足りる」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)