起床おき)” の例文
『あゝ、叔父おぢさん、わたくしはどうせうかとおもつたのです、起床おきると、叔父おぢさんはないし、稻妻いなづま何處どこかへつてしまつたんですもの。』と不平顏ふへいがほ
お前さんはやっと二、三前に起床おきられるようになったばかりじゃないか。それに、こんな天気に外出するとまた悪くなるよ。もう少し我慢をしなさい。
碧眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
商売柄いつも正午ひる近くに起床おきると、それから浅草の観音様へお詣りする習慣だったんですが、恰度その事件のあった日も例によって観音様のお詣りを済ますと
あやつり裁判 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)