“走馬燈籠”の読み方と例文
読み方割合
まわりどうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ましていわんや朝から晩まで。走馬燈籠まわりどうろうか百色眼鏡か。猫の眼玉じゃ、七面鳥じゃと。泣いて笑いつクルクルチラチラ。千変万化の秘術をつくす。人の心のその正体が。どんな姿の形のものやら。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ハヤその物体のかしらは二、三十けんわが眼の前を走り去り候て、いまはその胴中どうなかあたりしきりに進行いたしをり候が、あたかもたこの糸を繰出す如く、走馬燈籠まわりどうろうの間断なきやうにわかに果つべくも見え申さず。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)