“赤髯”の読み方と例文
読み方割合
あかひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、茶いろの少しぼろぼろの外套がいとうを着て、白いきれでつつんだ荷物を、二つに分けて肩にけた、赤髯あかひげのせなかのかがんだ人でした。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
同席の自分とびた公以外の同席に七人の客がいるが、そのうちの四人が日本人で、二人が赤髯あかひげで、他の一人は目玉のあおい女でした。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「おれはここに残るよ」と登は答えた、「おれをここへ入れたのは赤髯あかひげ先生だからな、その責任は先生にとってもらうよ」