赤児様あかさま)” の例文
「アヽ、思へば、先生」と老女は涙押しぬぐひつ「だ昨日の様で御座いますが、モウ二たむかし、其の時此の婆のお抱き申した赤児様あかさまが、今の立派な梅子さんです、御容姿ごきりやうなら御学問なら、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)