“賓主”の読み方と例文
読み方割合
ひんしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
饗礼きょうれい鄭重ていちょうにして謝すべきに似たれども、何分にも主人の身こそ気の毒なる有様なれば、賓主ひんしゅの礼儀において陽に発言せざるも、陰に冷笑して軽侮の念を生ずることならん。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
賓主ひんしゅは、座をわかって、至極、打ちとけた容子である。そこへ、童子が、茶を献じる。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたりは賓主ひんしゅ普通ふつうの礼儀などはそっちのけで、もうてんから打ちとけて対座した。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)