“貴船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぶね75.0%
きふね25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西田幾多郎にしだきたろう先生をお誘いして貴船きぶねへ遠足してアマゴでも食べようということになった。
偶然の産んだ駄洒落 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
昭和三年四月二十三日 泊雲、泊月、王城、比古、三千女と共に鞍馬くらま貴船きぶねに遊ぶ。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
その時代にある公卿くげの女が、何か人を恨めることがあって、貴船きふねの社にこもり、ねたましと思う女を祈り殺そうとしたという古伝があるが、その古伝によると、女は人無きところに籠り
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
貴船きふね伯爵夫人の手術をば予をして見せしむることを余儀なくしたり。
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)