“貢士”の読み方と例文
読み方割合
こうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、各府、各藩、各県から、貢士こうしを出すという制度であるから、封建と郡県とまじりあった政体であったことを示している。
いな、御誓文は、当時すでに実行されて、各藩選出の徴士ちようし貢士こうしが、後年の代議士のやうに国政に参与してゐたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
時はあだかも徳川将軍の処分について諸侯貢士こうしの意見を徴せられたという後のころにあたる。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)