負嫌まけぎらい)” の例文
一體見得坊で、少し片意地な點もあつて、加之に負嫌まけぎらい。經歴といへば、母と一緒に生活の苦勞をたゞけのことで。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
私は我儘者の常として、見栄坊みえぼうの、負嫌まけぎらいだったから、平生も余り不勉強の方ではなかった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)