象頭ざうとう)” の例文
寳石の威嚴や魅惑みわくに馴れない平次が、思はずたじろいだのも無理はありません。歡喜天の異樣な象頭ざうとうひたひに輝やく夜光の珠が、火の如く燃えて、魅入みいるやうに平次を睨むのです。