豊三郎とよさぶろう)” の例文
豊三郎とよさぶろうがこの下宿へ越して来てから三日になる。始めの日は、薄暗い夕暮の中に、一生懸命に荷物のかたづけやら、書物の整理やらで、忙しい影のごとく動いていた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
田島の前沢万里、今村豊三郎とよさぶろう、いずれもこの事には心配して、路用なぞを出し合った仲間です。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)