“谷地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やち95.0%
やじ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷地やちの境について、紛らわしいことを云って来るんです。寺池領の者が、地境を無視して涌谷領へくわをいれる、というんですが」
谷地やちで(湿地で葦のような草の根のかたまりだけがとびとびにかたまって谷地坊主と云われて居、そこをつたわって歩く)
農民一「いいえ、おりゃのあそごぁひでえ谷地やじで、なんぼひでりでも土ぽさぽさづぐなるづごとのなぃどごだます。」
植物医師:郷土喜劇 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)