“諸羽流”の読み方と例文
読み方割合
もろはりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
剣の奥義は篠崎竹雲斎しのざきちくうんさい諸羽流もろはりゅう、威嚇のもととなったそれなる三日月形の傷痕は、実に彼が今から三年前の三十一の時、長藩七人組と称された剣客団を浅草雷門に於て向うに廻し
「自慢せい。自慢せい。そちも一緒になって自慢せい。早乙女主水之介は退屈する時は人並以上に退屈するが、いざ起つとならばこの通り、諸羽流もろはりゅうと直参千二百石の音がするわい」
青白く光らして、柄頭つかがしらぐいとこきあげながらその胸元へ突きつけると、もうどうしようもない。腕には諸羽流もろはりゅうの術がある。柄頭ながらそのひと突きは大身槍の穂尖ほさきにもまさるのです。