詮事しょこと)” の例文
永「そりゃまさか他人ひとの女房を借りて置く訳にはかんが、仕事も出来る大黒の一人も置きたいが、他見たけんが悪いから不自由は詮事しょことがないよ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一寸ちょっとお前此処こゝへ来な……お梅はん、お繼が逃げたからう是までじゃア、詮事しょことがない、さアわしも最早命はない、お前も同罪じゃでなア、七兵衞さんはお前とわしなかを知って五十両金の無心
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)