“解珍”の読み方と例文
読み方割合
かいちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかしい? と解珍かいちん、解宝の兄弟ふたりはともに首をかしげ合う。しかし毛旦那が住む屋敷地域の裏山一帯、これ以上は歩き探す余地もなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここを襲ったのは解珍かいちん、解宝の二人を先頭に、さきごろ一行の供人ともびとに仕立てて一味の中に入れ共に泊りこんでいた仲間の手下てかたちだったのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……ええと、なんだって、両頭蛇の解珍かいちんと、双尾蝎そうびかつの解宝だと。蛇が兄きで、かつが弟か」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)