襟裾きんきよ)” の例文
板橋は無邪気なをとこで、薬取の任を帯る毎に、途次親戚朋友の家を歴訪して馬牛の襟裾きんきよを誇つたさうである。松田氏の云ふを聞くに、細川家も亦柏軒の病家であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)