“被成下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なしくだされ60.0%
なしくださる40.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然者しかれば、去明治十一年六月七日、再造新富座開業之節、貴下ニ於テ在東京外国人ヲ御招待、且御厚遇被下くだされ候儀ヲ同国人ニテ深ク礼謝致シ候段ヲ申述ベ、且又該時種々御親切被成下なしくだされ候寸報迄
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あるいは御一読も被成下なしくだされ候哉そうろうや
私店けしいり軽焼の義は世上一流被為有あらせられ御座候とおり疱瘡はしか諸病症いみもの決して無御座ござなく候に付享和三亥年いどしはしか流行の節は御用込合こみあい順番札にて差上候儀は全く無類和かに製し上候故御先々様にてかるかるやきまたは水の泡の如く口中にて消候ゆゑあはかるやきかつ私家名淡島焼などと広く御風聴被成下なしくだされ店繁昌つかまつりありがたき仕合しあわせ奉存ぞんじたてまつり製法入念差上来候間年増し御疱瘡流行の折ふし御軽々々御仕上被遊候御言葉祝ひのかるかるやき水の泡の如く御いものあとさへ取候御祝儀御進物にはけしくらゐほどのいもあとも残り不申候やうにぞんじけしをのぞき差上候処文政七申年さるどしはしか流行このかた御用重なる御重詰おじゅうづめ御折詰もふんだんに達磨の絵袋売切らし私念願かな町のお稲荷いなり様の御利生ごりしょうにて御得意旦那のお子さまがた疱瘡はしかの軽々焼と御評判よろしこの度再板達磨の絵袋入あひかはらず御風味被成下なしくだされ候様奉希ねがいたてまつり候以上
賢明なる牧師殿よ、何分宜敷御取計らい被成下なしくださるよう御願申上候
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「廿八日。微晴。清水谷様より兵隊へ為慰労ゐらうとして御酒四合づつ、御肴代金一朱と三百五十四文づつ被成下なしくださる。石川厚安青森行に而前後立寄一泊。江木老人爰許こゝもと逗留中病院同宿。」箱館府知事清水谷公考、前日より青森口総督兼任。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「廿九日。晴。朝四時頃品川著船。鮫津川崎屋へ上陸。夫々分散。病院は脇本陣広島屋太兵衛へ落著。御上おんかみ当時御在府に而、一統へ御意有之並に為陣服料ぢんふくれうとして金三両づつ被成下なしくださる。尤典式伊木市十郎御使者也。」席順には「典式伊木市左衛門、三十八」と云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)