“衿持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうじ62.5%
きんじ25.0%
プライド12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の羞恥は主に、自分が不図して相手より先に衿持きょうじを失ひはしまいかといふ心遣ひの方に向けられてゐた。
垂水 (新字旧仮名) / 神西清(著)
この頑迷固陋ころうな小仏蘭西人達は、のすべての大仏蘭西人達と同じように、容易に日常の主義を変えないことに、はげしい衿持きんじを持っているものと見え、コン吉とタヌが口をすっぱくし、甘くし
到底勝てないいくさであったが、淀君や秀頼の衿持プライドが強いのと幸村、盛親、基次、直之などが、いずれも剛直の士で、徳川の世に生きて、かがまっているよりも
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)