“街道往還”の読み方と例文
読み方割合
かいどうおうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北陸地方へ行くと、前のほうを総称してシュク屋というが、この名はもと、宿駅しゅくえきの家ということで、街道往還かいどうおうかんの左右の家だけは、なるべくこういう屋根ばかりを、葺かせることにしたのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし是はもと神社仏閣などの周囲か、そうでなければ街道往還かいどうおうかんはたに限られ、村で飲むべき日または場処ばしょ以外に、いつでも酒が茶のように飲めることになったのは、村々の店屋てんやが元であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)