行持ぎょうじ)” の例文
そうして土に居ついて働くということが即ち行持ぎょうじで、人に対するということが同時に教育でありました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
言葉の修練を日々の行持ぎょうじとして、どうやら一家をなすだけのみちをひたむきにひらいていった。
これは日蓮の生涯を高く、美しくする行持ぎょうじであった。
これは近代の名宗匠めいしゅうしょうで、会下えげ掛錫かしゃくする幾万の雲衲うんのうを猫の子扱い、機鋒辛辣しんらつにして行持ぎょうじ綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古人の行持ぎょうじの親切なことをこまごまと教えてゆく時は、自分もホロホロと泣いてしまいました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これをもって平常底の行持ぎょうじとすることに決定けつじょうする。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)