血味噌ちみそ)” の例文
骨のかけるのが貝殻かいがらのように飛び散るのは知れたが洞穴のようなくらやみで、血味噌ちみその中を幾たびかきまわしても眼と舌との見わけはつかぬ。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)