蠣目かきめ)” の例文
気が着きませんでしたが、それが貴下あなた、片々蠣目かきめのようで、その可恐こわらしい目で、時々振返っては、あの、ほろの中を覗きましてね、私はどんなに気味が悪うござんしてしょう。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)