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蠎蛇
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うわばみ
ふりがな文庫
“
蠎蛇
(
うわばみ
)” の例文
蝮
(
まむし
)
に咬まれたという噂を折りおりに聞くが、かのおそろしいはぶなどは棲んでいない。
蠎蛇
(
うわばみ
)
にはかなり大きいのがいる。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
西湖に来た
蠎蛇
(
うわばみ
)
です、
青魚
(
せいぎょ
)
といっしょになっておりましたところで、許宣を見て心が動いたので、こんなことになりました、それでも、
曾
(
かつ
)
て物の命を
傷
(
そこの
)
うたことがございませんから
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
黒塗り
真円
(
まんまる
)
な大円卓を、ぐるりと輪形に陣取って、清正公には
極内
(
ごくない
)
だけれども、これを蛇の目の陣と
称
(
とな
)
え、すきを取って平らげること、
焼山越
(
やけやまごえ
)
の
蠎蛇
(
うわばみ
)
の比にあらず、朝鮮
蔚山
(
うるさん
)
の敵軍へ
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
戴先生は内へ入って往った。内には
桶
(
おけ
)
の胴のような白い
蠎蛇
(
うわばみ
)
がいて、それが
燃盞
(
かわらけ
)
のような両眼を光らし、炎のような舌を出して、戴先生を
一呑
(
ひとの
)
みにしようとするように口を持って来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
蠎
漢検1級
部首:⾍
17画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“蠎”で始まる語句
蠎