“藜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかざ92.3%
アカザ3.8%
レイ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪も髯も真っ白なのに、面は桃花のごとく、飛雲鶴翔ひうんかくしょうの衣をまとい、手にはあかざの杖をもって、飄々ひょうひょうと歩むところおのずから微風が流れる。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
書物に赤麻アカアサの約と出ているが、この想像説には信を措き難い。貝原益軒かいばらえきけんの『日本釈名にほんしゃくみょう』には「アカザ、あかは赤なり、さはなと通ず赤菜なり」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
これは昔中国から渡り来ったもので中国の名はレイである。また紅心灰藋カイテキ、鶴頂草、臙脂菜エンジサイの別名もある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)