くゆら)” の例文
夕御飯が済んでも、お父さんは葉巻を一本くゆらし尽すまで、何彼なにかと子供の相手になって他愛がない。子供を煩さがりながらも、斯うやっている間に頭が休まるという。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
二ツ取出しほどよき所へ据置すゑおき左右へは新らしきしきみの花をさし香爐臺かうろだいに香をくゆらし前にはむしろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)