蓐中じょくちゅう)” の例文
御米は産後の蓐中じょくちゅうにその始末を聞いて、ただ軽く首肯うなずいたぎり何にも云わなかった。そうして、疲労に少し落ち込んだ眼をうるませて、長い睫毛まつげをしきりに動かした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また読んでいる場所は書斎のうちか郊外か蓐中じょくちゅうかを忘れると云うのと同じ事であります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)