蓉岳ようがく)” の例文
岩居がんきよがてんぷらをふるまひたる夜その友蓉岳ようがく来り、(桜屋といふ菓子や)余が酒をこのまざるを聞て家製かせいなりとて煉羊羹ねりやうかんめぐみぬ、あぢはひ江戸に同じ。
岩居がんきよがてんぷらをふるまひたる夜その友蓉岳ようがく来り、(桜屋といふ菓子や)余が酒をこのまざるを聞て家製かせいなりとて煉羊羹ねりやうかんめぐみぬ、あぢはひ江戸に同じ。
蓉岳ようがくも書画をよくし文事ぶんじもありて好事かうずものなればこれをきゝてひざをすゝめ、菓子は吾が家産かさんなり、ねりやうかんを近来のものといふ由来ゆらいしめし玉へといふ。
蓉岳ようがくも書画をよくし文事ぶんじもありて好事かうずものなればこれをきゝてひざをすゝめ、菓子は吾が家産かさんなり、ねりやうかんを近来のものといふ由来ゆらいしめし玉へといふ。
迫々弘り此小千谷をぢやにもあれば此国に市会しくわいをなす所にはかならずあるべく又諸国にもあるべしといひければ、蓉岳ようがくわらつて小倉羹をぐらかんもあり八重なりかんもあり、あすはまゐらすべしといへり。
迫々弘り此小千谷をぢやにもあれば此国に市会しくわいをなす所にはかならずあるべく又諸国にもあるべしといひければ、蓉岳ようがくわらつて小倉羹をぐらかんもあり八重なりかんもあり、あすはまゐらすべしといへり。