蒼古的そうこてき)” の例文
また渋味は、自然界にあっては不熟の味である場合が多いが、精神界にあってはしばしば円熟した趣味である。広義の擬古主義が蒼古的そうこてき様式の古拙性を尊ぶ理由もそこにある。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)