“蒸米”の読み方と例文
読み方割合
むしごめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後代技術が進んでき抜きの団子を丸め、臼で蒸米むしごめを餅にすることができて、始めて我々の慣習は改まり、材料も従うて変化してきたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それから附け合せの蒸米むしごめを取つたが、その様子は先代の主人にも、先先代の主人にも、フイレエ肉を差し上げたことのある、この老人の顫えてゐる手から、祝福を受けるのかと思はれるやうであつた。
祭日 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)