“蒸発皿”の読み方と例文
読み方割合
じょうはつざら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なお拙著「蒸発皿じょうはつざら」に収められた俳諧はいかいや連句に関する所説や、「螢光板けいこうばん」の中の天災に関する諸編をも参照さるれば大幸である。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
机の上の、小さな蒸発皿じょうはつざらの上に、親子の蠅が止まっている。まるで死んだようになって、動かない。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
粉の輪で思い出すのは、蒸発皿じょうはつざらである種の塩類の溶液を煮詰めて蒸発させる時に、溶液の干上ひあがるに従って、液面が周囲の器壁に接する境界線の所に、粉状の塩の土手ができる。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)