トップ
>
萱戸
>
かやと
ふりがな文庫
“
萱戸
(
かやと
)” の例文
あの美しい
萱戸
(
かやと
)
の長尾を通って、姫の井というところにかかると、そこでまた、右の武者修行が、ゾッとするものを一つ見たということであります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
といって、女は蛇の目の傘をさすというよりはかぶって、また悠々閑々として、
萱戸
(
かやと
)
の路を行きかかりますから、暫くは
件
(
くだん
)
の武者修行も、
呆然
(
ぼうぜん
)
としてその行くあとを見送っていたということです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
悠々閑々
(
ゆうゆうかんかん
)
として、六千尺の高原の
萱戸
(
かやと
)
の中を、女が一人歩きして来るのですから、これは、山賊、猛獣、毒蛇の出現よりは、武者修行にとっては、意表外だったというのも聞えないではありません。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
萱
漢検準1級
部首:⾋
12画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“萱”で始まる語句
萱
萱草
萱原
萱葺
萱野
萱堂
萱笠
萱山
萱屋
萱乃