“草雲”の読み方と例文
読み方割合
そううん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幼名を頼助、後に恒太郎、いみな明義めいぎ、またうんと称して、四十六歳以後は、その芸の字劃を二つにわけて草雲そううんと号した。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きりの古い本箱が積み重ねられて、綱鑑易知録こうかんいちろく、史記、五経、唐宋八家文とうそうはっかぶんなどと書いた白い紙がそこに張られてあった、三尺の半床はんどこ草雲そううんの蘭のふくのかかっているのが洋燈らんぷの遠い光におぼろげに見える。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)