艦橋かんきょう)” の例文
今スミス警部は、駆逐艦の艦橋かんきょうから暗い海面をじっと見やりながら、総監から餞別せんべつにもらったこの言葉を、いくども胸のなかにくりかえしひろげていた。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
真下を見ると、陸奥の艦橋かんきょうに、何だか見慣れない奇妙な形の器械が、クルクルと廻転しているのが見えた。そうだ。佐世保させぼ軍港で、得態えたいの知れぬ兵器を搬入はんにゅうしたことがあったが、あれに違いない。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、ルーズベルト大統領は艦橋かんきょうから身体をのりださんばかりである。
かれは一生けんめい、艦橋かんきょうのほばしらにつかまっている。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「一番艦の艦橋かんきょうのこえをれ!」
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)