“舶載”の読み方と例文
読み方割合
はくさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに砂糖黍さとうきび舶載はくさいして、暖地に移植してみたらと考えていますが、たばこと同様これも国内に拡まっていいものか悪いものか、考えさせられます
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これに全国倶通ぐつうの名を生ずるに至らなかったと解して置いて、舶載はくさいの証跡の後日出て来るのを待つより他はあるまい。
この春、舶載はくさいしたばかりの洋麻の蕃拉布ハンドカチフを、競うようにひとり残らず首へ巻きつけ、襦袢の襟の下から、うす黄色い布色をチラチラとのぞかせている。
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)