舌舐したなめず)” の例文
と帽子を上へ抜上げると、元気に額のしわを伸ばして、がぶりと一口。鶺鴒せきれいの尾のごとく、左の人指ひとさしをひょいとね、ぐいと首を据えて、ぺろぺろと舌舐したなめずる。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それを聞くとガラッ八は舌舐したなめずりをしました。勿体もったいなくてたまらない様子です。