“脚本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほん75.0%
きゃくほん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三十……? これからですな。どしどし書いて下さいよ。脚本ほんを書く人が少くってね。——映画の方はどうです、興味ありますか」
夜の構図 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「だから——だからいうんだ、あたしァ。——芸だって、脚本ほんだって、むかしァだれより新しいといわれた人なんだ。」
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
うん、———だから僕は、あの鼓の方が脚本きゃくほんより前にあるのだと思う。後でこしらえたものなら、何とかもう少し芝居の筋に関係を付けないはずはない。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)