“脉々”の読み方と例文
読み方割合
みゃくみゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪の深い、うつろ渓底たにぞこへ、吊されて下りたように悪寒おかんが身を襲って来た。頭の中で鉛を煮るように、熱く、重く、苦しくなった。手足の脉々みゃくみゃくは、飛び上るようにずきりずきり打ち初めた。
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)