“背長椅子”の読み方と例文
読み方割合
バルダキン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、室内には陳列品のほかに、巨大な石卓と、天蓋のない背長椅子バルダキンが一つあるのみにすぎなかった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ああクリヴォフ——あのカウカサス猶太人ジュウは、たしかグリーン家のアダの故智を学んだのだ。しかし、最初は恐らく、背長椅子バルダキンに当てるくらいのところだったろう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
彼の眼前に現われた一つの驚くべきもの以外の世界は——座席の背長椅子バルダキンも、頭上に交錯くみかわしている扇形の穹窿きゅうりゅうも、まるで嵐の森のように揺れはじめて、それ等がともども
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)