羅馬数字ロオマすうじ)” の例文
羅馬数字ロオマすうじも風の硝子窓のぶるぶると震うのに釣られて、波をゆすって見える。が、分銅だけは、調子を違えず、とうんとうんと打つ——時計は止まったのではない。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)