“緬羊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めんよう75.0%
ひつじ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緬羊めんようですか、いや、雨が降り出したのでもう入れてしまいました。なんならもう一度外へ出して見ましょう。雨も止んだようですから。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
彼女は生涯、夏冬ともはだしに麻の襦袢じゅばん一枚で歩き回っていた。非常にい髪の毛はほとんど漆黒で、緬羊めんようの毛のように縮れて、大きな帽子かなんぞのように彼女の頭に載っていた。
ペトゥローはすべての財宝を、わが身ひとりで横領なし、総督パシャの如くに暮しけり。ペトゥローの牧場に見る如き、馬群を持つ者さらになく、緬羊ひつじの類も誰にもまし、数おびただしく飼ひゐたり。