“編木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ビンザヽラ60.0%
びんざさら20.0%
サヽラ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呪師系統の田楽は、約束どほりの服装に、編木ビンザヽラを持ち、田楽鼓を腰にし、一様に藺笠を頂くのを目標とする事が出来るが、巫女田楽では、既に違ふ。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
京都の諸坊、諸司、諸衛が、おのおの一団となって、田楽を踊りながら、寺へまいり、街衢がいくをうろつくのである。高足一足、腰鼓、振鼓、銅鈸子どびょうし編木びんざさら殖女養女うえめかいめの類、日夜絶ゆることなしとある。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
円陣を作り、編木サヽラを用ゐるのがある。竹馬に乗つたり、曲芸の様な事をしたりするのがある。又、田楽能を主にして居る処もある。此中、どれが田楽であるかなどゝは、容易に言へない。
田遊び祭りの概念 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)