“緋絹”の読み方と例文
読み方割合
ひぎぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まもなく一つの箱枕を持って来た清澄の茂太郎は、燃ゆるばかりの緋絹ひぎぬの広袖の着物を着ていました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たとい竜騎兵の将校でも、フロリアン(訳者注 十八世紀の後半の寓話作者)と人から呼ばるる術を心得ていた。皆きれいに着飾るように心掛けていた。刺繍ししゅうをつけ緋絹ひぎぬをつけていた。