“維摩講”の読み方と例文
読み方割合
ゆいまこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光明后宮の維摩講ゆいまこううたわれた仏前唱歌「しぐれの雨間あめまくなりそくれないににほへる山の散らまく惜しも」
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
これは天平てんぴょう十一年冬十月に光明こうみょう皇后の営まれた維摩講ゆいまこうにおいてうたわれたもので、終日大唐楽だいとうがく高麗楽こまがくのような舶来の大管絃楽の演奏される間にまじって、うたわれたのであった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
仏会ぶつえの歌もはじめは前に引用した維摩講ゆいまこうのときの歌や、薬師寺やくしじに伝わっている仏足石ぶっそくせき歌碑の歌や、百石讃歎ももしゃくさんたんの歌やのように短歌であるが、慈覚大師じかくだいしあたりから後では梵讃漢讃の形にならって
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)