“統帥”の読み方と例文
読み方割合
とうすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卒業する年には持って生れた統帥とうすい力は全校八百の総指揮を鮮やかにやってのけて顧問の現役陸軍士官に賞讃された程だった。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
天皇を抱きこんで外交権と統帥とうすい権とをにぎり、人民をあざむき、「東洋の新秩序」などと大言壮語して、人類を敵視し、ついに「降伏日本」の大汚辱を日本民族に蒙らしめたのであった。
残りの二十四名のなかにも重軽の金創きんそう火創を受けて歩行困難を訴えるもの三人……目的地めあてとする江戸との間にまだ四十里の山河をへだてているにすでにこの減勢とは、統帥とうすい軍之助の胸中
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)